新年度の遊戯王
1週間出遅れてるが、この前のジャンプフェスタで公開された新情報について少し思うことを書いてみる。
公開された情報は2020年4月から適用される新ルール、アニメ新作、そして新アニメの新しいデュエル。
【新ルールについて】
2020年4月から、融合シンクロエクシーズのモンスターをエクストラデッキから召喚する場合、リンクモンスターのリンク先関係なく、EXモンスターゾーンとメインモンスターゾーンに出すことが可能になる。
というルールが適用される。
10期の始まりの時、エクストラのモンスターはEXモンスターゾーンかリンクマーカーの先に出さないといけないというルールに変わりカードショップが買い取りを停止する等世間は荒れに荒れた。この改変は特にキャラデッキを愛する人達に大打撃を与えた。アニメのようにアクセルシンクロやNo.を複数体並べるといった今まで当たり前に出来たことが出来なくなった。
リンクモンスターが1年目後半から早くも本気を出してファイアウォール・ドラゴン始めハリファイバー、トロイメア等手軽に出せる強力リンクを大量に並べて制圧するようになり、手札誘発が無ければ対処が難しいようなゲームになった。
10期に作られた融合シンクロエクシーズ達はヴァレルSや剣闘獣エーディトル等々リンク併用前提で強力なカードも多い。
トリシューラやドランシア等往年のシンクロエクシーズも規制緩和されて来ている。
こんな中でリンク先という枷から融合シンクロエクシーズを解き放ったら一体どんな魔境になるんだろ?
新ルールの体験イベントを順次やるみたいだけど、コナミ自身がどんな魔境になるか想像できないから、プレイヤーにテストさせて様子をみようかなってことだよね。
自分の手持ちのデッキだと剣闘獣やカラクリ、超量が昔のように使いやすくなるけど、今の主力デッキは空牙団、機界騎士、パラディオン、斬機といった単純な動きでわかりやすいメインと最低限のエクストラで戦うデッキじゃないと扱えないから今でもキツイのに、絶対新ルールで今以上の展開になったらついていけない。
【新アニメについて】
主人公のキャラデザインが遊戯王っぽくなく一気に子供向けのホビーアニメの主人公になったっていう印象。てか製作会社自体変わったのか。
そしてガラリと変わったカードのデザイン。
攻守とレベルの表記がわかりやすくなったが、長年親しんだデザインからかけ離れていて遊戯王カードとは思えない。
発表された2体の新モンスターがダサい。
ZEXALが発表された時遊馬のデザインにも拒否反応はしたけど、今回はなんか拒絶している。
あらすじの大人達のデュエルはキュークツだから新しく考えたラッシュデュエルしようって、今までカードの創造はあったけどルールの創造は予想外すぎる。
キュークツなデュエルっていうのはVRAINSで散々やってきた今のOCGに近いリンク召喚、リンク召喚からの意味不明な連続ソリティアの複雑なデュエルのことなんだろうな。
【ラッシュデュエルについて】
新主人公が創造した新ルール、ラッシュデュエル。
まだ詳細は明らかになってないけど、
専用カード、1ターンに何体でも召喚可能、毎ターン手札が5枚になるまでドローとなかなかぶっ飛んだことが書かれてる。
そういえば毎ターン5枚になるまでドローって昔の遊戯王のゲームではよくあったシステムだったな。
何より驚いたのが、11期のOCGとは別路線で遊戯王の名前とシステムを使った新しいカードゲームとして売り出そうとしていること。
今の複雑なカードゲームでは、子供や新規が入りにくいから簡単にしてやり易くしたいってことだろうけど、ラッシュデュエルをメインに売る為にOCGの展開を減らしていくんじゃないか?
逆にラッシュデュエルが失敗してもいいようにOCGで融合シンクロエクシーズをリンクから解放して辞めた人達呼び戻しつつ今以上にぶっ壊れカード出したり、高レア商法をやりかねん。
遊戯原作のリアルタイム世代には子供がいてもおかしくないので今度からは新世代に託しますっていうことか。
でも金ヅルは原作世代や今までのアニメが好きなおっさん達なので、融合、S、Xをリンクから解放しますから子供と一緒に買い続けてねっていうコナミからのメッセージかな?